・「販売所」と「取引所」の違いがわからない
・なるべくお得に仮想通貨を売買したい
この悩みに答えます。
みなさんは仮想通貨取引所の「販売所」と「取引所」の違いを理解していますか?
僕は仮想通貨投資を始めたころ、この違いを理解せずに(そもそも存在を認識していなかったw)大きな損をしました。
多くの初心者がぶつかる壁だと思うので、必ず理解してください。
結論、仮想通貨を売買するときは「取引所」を使いましょう。
なぜなら「販売所」は手数料が高いからです。
この違いを理解せずに取引すると、僕のように大きく損してしまいます。どれくらい損するかも解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
本記事の内容
- 「販売所」と「取引所」の違い
- 「販売所」と「取引所」のメリット・デメリット
- 「販売所」を使うとどれくらい損する?
ではいきます!
目次
「販売所」と「取引所」の違い
仮想通貨取引所には、仮想通貨を売買できる場所が2つあります。
それが「販売所」と「取引所」です。
注意
一般的に「取引所」と言うときは、コインチェックやGMOコインのような「仮想通貨交換業者」のことを指します。本記事でいう「取引所」とは、仮想通貨を買う場所のことです。仮想通貨交換業者のサイトには「販売所」と「取引所」という2つの仮想通貨を買える場所が存在します。
「販売所」と「取引所」では取引相手が異なります。
・販売所 → 仮想通貨取引所と取引する
・取引所 → ユーザー同士で取引する
販売所:あなたは、仮想通貨取引所が保有しているビットコインを、仮想通貨取引所から買うことになります。
取引所:あなたがビットコインを買いたい場合、ビットコインを売りたいユーザーを探して、その人に売ってもらう形となります。
仮想通貨取引所は、ユーザー同士で仮想通貨を取引するための場所を提供してくれています。
「販売所」は手数料が高い!
ユーザーにとって1番影響が大きいのが、手数料の違いです。
仮想通貨の売買をするとき「取引手数料」と「スプレッド」という2つの手数料がかかります。
取引手数料は、読んで字のごとく取引にかかる手数料です。
スプレッドは、「売値と買値の差」のことです。
1BTCの価格をもとに説明します。
こちらはGMOコインの「販売所」における、2022年4月時点のビットコインの価格です。
売却価格:5,290,962円
購入価格:5,365,558円
上記の場合、5,365,558 - 5,290,962 = 74,596(円) がスプレッドとなります。
あなたが1BTCを買ってすぐ売った場合、約7万円損するということです。これが、スプレッドによる手数料です。
「取引所」のスプレッドも見てみましょう。
売値:5,316,930円
買値:5,317,750円
上記の場合、5,317,750 - 5,316,930 = 820(円) がスプレッドとなります。
取引所のほうが圧倒的にスプレッドが少ない!
取引所ではユーザー同士で取引をするため、スプレッドはそれほどかかりません。一方、販売所では仮想通貨取引所が販売価格を決めているため、収益を得る目的でスプレッドが大きくなり、結果としてユーザーが支払う手数料が増えます。
つまり、仮想通貨を売買する際、「販売所」よりも「取引所」を利用したほうがお得ということです。
注意
仮想通貨取引所は「販売所手数料無料」と謳っていますが、スプレッドがかかるので取引所よりも高い手数料がつきます。
スプレッドは、初心者だと気づきにくいのでしっかり把握しておきましょう!
「販売所」と「取引所」のメリット・デメリット
「販売所」と「取引所」の違いがわかったところで、それぞれの特徴を見ていきます。
「販売所」のメリット・デメリット
メリット
・取引画面がシンプル
・売買が即座に成立する
デメリット
・手数料が高い
販売所は、初心者でもかんたんに取引できるのがウリです。
その分、手数料が高いというデメリットがあります。
「取引所」のメリット・デメリット
メリット
・取引手数料が安い
・機能が豊富
デメリット
・販売所に比べると、操作がやや難しい
・取扱通貨が少ない
取引所は、手数料が安いことが一番のメリットです。
また、指値注文・成行注文を指定できたり、仮想通貨取引所によってはチャート分析ができたり、より柔軟に取引をすることができます。
デメリットは全然許容できる範囲です。
操作は一度覚えてしまえば問題ないし、取引したい通貨の取扱がなければ他の仮想通貨取引所を使えばOKです!
お得に取引するには「取引所」を使おう
両者のメリット・デメリットを比較するとこんな感じです。
販売所 | 取引所 | |
---|---|---|
手数料 | ✕(高い) | ○(安い) |
操作性 | ○(かんたん) | △(覚えればかんたん) |
取引成立 | ○(即座に成立) | △(指値注文だと成立しない可能性) |
取扱銘柄 | ○(豊富) | △(販売所より少ない傾向) |
比較しましたが、結論は明らかで
【「取引所」を使いましょう!】
「販売所」は手数料が高すぎて他のメリットはもはや目に入りません。
初心者だと、最初のうちは「取引所」の仕様に戸惑うかもしれませんが、慣れてしまえば何も難しいことはありません。
「取引所」での仮想通貨の買い方はこちらで解説してるので参考にどうぞ。
ビットコインの買い方
>>【初心者向け】ビットコイン(BTC)のお得な買い方を徹底解説【コインチェック】
イーサリアムの買い方
>>手数料を抑えたイーサリアム(ETH)のお得な買い方【入金からウォレット送付まで】
「販売所」を使うとどれくらい損する?
ここまでで「取引所」で売買したほうがお得だとわかってもらえたと思います。
では、実際に「販売所」を使うとどれくらい損するのか見ていきます。
コインチェックの画面をもとに見ていきます。(2022年4月時点)
「販売所」価格:1BTC=5,483,694円
「取引所」価格:1BTC=5,324,954円
「販売所」で1BTCを買った時点で、158,740円の損です。ご愁傷様です。
1BTCも買わないよと思うかもしれませんが、少額購入でもその差は大きいです!
例)0.01BTCを購入する場合
「販売所」で買うと、54,836円
「取引所」で買うと、53,249円
その差、1,587円。本1冊買えます。
しかもこれ手数料ですからね。
「取引所」で売買していれば、投資にまわせていたお金です。
これからは「取引所」で買う。
これを徹底しましょう。
【まとめ】仮想通貨は「取引所」で買おう!
以上、「販売所」と「取引所」の違いでした。
まとめます。
ポイント
・「販売所」と「取引所」では取引相手が異なる。
・「販売所」のほうが手数料が高い。
・お得に売買するには「取引所」を使おう!
何度でもいいますが、お得に仮想通貨を売買するなら「取引所」一択です。
たかが手数料とは思わず、しっかり自分の資産を守りましょう!
おすすめの仮想通貨取引所はこちらで解説していますので、よかったら参考にしてください。