国内取引所で積立投資をしている人に朗報です。
今日から、取引にかかる手数料が30分の1になります。
何のこと?と思われた方。まずはこちらをご覧ください。
こちらはコインチェックの積立サービス利用にかかる手数料です。サービス利用手数料は無料ですが、手数料相当額が0.1〜4.0%かかっています。これはスプレッドによる手数料です。
つまり積立投資では、「取引所」ではなく「販売所」で買付されているということです。
表面上では手数料無料に見えますが、実は結構な手数料を取られているわけですね。
取引所と販売所の違いがわからない人はこちらの記事をご覧ください。
>>【初心者必読】販売所と取引所の違い【知らないと損します】
ビットフライヤーやGMOコインの積立サービスも同様に、販売所で買付されています。
毎回手動で買い付けるのがめんどうだから、しょうがなく手数料を払って積立していた人もいるかもしれませんが、今日でその問題とはおさらばです。
本記事の方法を使えば、スプレッド手数料なし、注文数も数ドル〜・積立タイミングや注文方法も柔軟、そんな自動積立が可能になります。
その方法は、FTX Japanのクオンツゾーンを利用します。
FTX Japanは、2022年4月にリリースされた仮想通貨取引所です。
クオンツゾーンとは、プログラミングの知識無しでも、自分好みのルールを作成し、売買を自動化することができる機能です。
本記事では、この機能を使い自動でビットコインを積み立てる方法を解説していきます。一見難しそうですが、本記事で紹介するコードをコピペすればだれでも簡単に積立設定できるのでぜひ最後までご覧ください!
目次
どれくらいお得になるの?
クオンツゾーンを使うと手数料が削減できる理由は、板取引で積立できるからです。
板取引は、販売所での取引と違い、ユーザー同士で取引するため手数料を安く抑えることが出来ます。
では、クオンツゾーンを利用することで、どれくらい手数料が削減できるのかを試算してみたいと思います。
・クオンツゾーン利用
成行注文の場合、
テイカー手数料0.07%
・大手取引所の積立投資(販売所での買付)
スプレッドは
コインチェックが0.1〜4%、
ビットフライヤーが0.1〜6%なので、
均して2.5%とします。
手数料は約35分の1です。
【毎日1000円=月に30000円を積み立てる場合】
・クオンツゾーン利用
1000円 × 0.07% = 0.7円
0.7円 × 30日 = 21円
・大手取引所の積立投資(販売所での買付)
1000円 × 2.5% = 25円
25円 × 30日 = 750円
結果、クオンツゾーンで積み立てると、1ヶ月で729円の手数料を削減できることがわかりました!
1年だと8748円、5年だと43740円、これだけ手数料が変わってくるんです。
バカにならない金額ですよね。
あと、クオンツゾーンが利用できるFTX Japanでは取引手数料を削減できる機能があるので、さらにお得に取引することも可能です。
それでは、このクオンツゾーンを利用する方法を解説していきます。
FTX Japanの口座開設方法
クオンツゾーンの利用にあたって、まずはFTX Japanの口座を作りましょう。
FTX Japanは、世界第二位の仮想通貨取引所FTXの日本版です。
本流が海外の取引所なので、既存の国内取引所にはない機能が盛りだくさんです。
- 日本円の入出金無料
- 仮想通貨の送金手数料無料
- 為替取引可能
- パーペチュアル取引可能
などなど。
今回紹介するクオンツゾーンも日本取引所で初の機能です。
FTX Japanの口座開設方法は以下の4ステップです。
- アカウント作成
- 本人確認書類の提出
- 二段階認証
- 出金用パスワードの設定
口座開設方法は、こちらの記事で詳しく解説しています。
>>【黒船来航】国内仮想通貨取引所「FTX Japan」の特徴を徹底解説!
FTX Japanの特徴も深堀りしているので、気になる方はどうぞ!
作業自体は10分ほどで、書類の審査も含めて1時間以内には終わると思うので、口座開設が完了したら、本記事に戻ってきてください!
サブアカウントの準備
FTX Japanでは、メインアカウントの他にサブアカウントを作成することができます。
サブアカウントを利用すると、こんなメリットがあります。
- 損益計算が楽になる
- 運用スタイルごとにアカウントを分けられる
- ロスカットされても影響は当該アカウントのみ
例えば下記のように、自分の好きなようにアカウントをカスタマイズできます。
- メイン:アルトコイン売買専用
- サブ1:BTC積立専用
- サブ2:先物取引専用
今回のビットコイン自動積立でも、取引履歴をわかりやすくするためにサブアカウントを作ってクオンツゾーンの設定をしていきます。
「サブアカウントは不要だよ」
という方は次のサブアカウントの作成方法は飛ばして、こちらから設定を進めてください。
サブアカウントの作成方法
▼メニューの「ウォレット」から「+」ボタンをクリック。
▼サブアカウント名を入力して作成。運用方法や銘柄を記載するとわかりやすいです。
これでサブアカウントの作成完了です!
アカウント名をクリックすることでアカウントを切り替えることができます。
サブアカウントへの入金方法
アカウントを分けると、ウォレットも区別されます。
そのため、サブアカウントでビットコインを積み立てる場合は、サブアカウントに日本円を入金する必要があります。
入金方法は、以下の2つの方法があります。
- サブアカウントへ直接、銀行振り込みする方法
- メイン口座からサブアカウントへ資金を振り替える方法
1.サブアカウントへ直接、銀行振り込みする方法
▼サブアカウントのウォレットから、日本円の「入金」を選択。
▼銀行振込を選択
▼表示された銀行口座に日本円を振り込んで完了です。
2.メイン口座からサブアカウントへ資金を振り替える方法
すでに、メイン口座に資金がある人はこちらの方法をご利用ください。
▼ウォレットの画面から「⇄」のボタンをクリック。
▼移動させる通貨、送金先のアカウント、数量を入力し、「移動」をクリック。
ビットコイン積立用のアカウントに日本円が用意できたら、クオンツゾーンの設定方法に移ります。
ビットコイン自動積立の設定方法
大枠理解のために、まずクオンツゾーンの仕組みを説明します。
クオンツゾーンでは、トリガーとアクションという2つの条件を設定することで自動売買を可能にします。
仕組みは下記。
- 15秒毎にトリガーの条件がチェックされる。(実際は15秒〜1分ほど)
- トリガーの条件を満たしていたら、アクションが実行される。
詳細は、設定方法とあわせて説明するのでご安心ください。
上記を踏まえて、本記事では
『毎日、UTC 12:00(日本時間21:00)になったら(トリガー)、ビットコインを1000円分購入する(アクション)』
というクオンツゾーンを設定していきます。
これで月々30000円の積立になります。金額はご自身で好きなように変えてくださいね!
それではクオンツゾーンの設定方法を解説していきます。
流れは以下のとおり。
- クオンツゾーンのルールの作成
- トリガーの設定
- アクションの設定
- ルールの実行
ステップ1:クオンツゾーンのルールの作成
▼ホーム画面から「クオンツゾーン」を選択。
▼「同意します」をクリック。
注意書きのとおり、クオンツゾーンの利用は自己責任となりますのでご了承ください。
▼「新しいルールを作成する」をクリック。
▼ルール名を入力。自分がわかりやすいものでOKです。
ステップ2:トリガーの設定
▼条件に「hour == 12」と入力します。
(コピペ用)
hour == 12
これは、UTC 12:00(日本時間21:00) になったら、という意味です。
UTC 12:00 になったらトリガーの条件を満たし、このあと設定するアクションを実行する引き金になるわけです。
画像では条件の下に「false」と表示されていますが、これは条件を満たしていないという意味です。執筆時は、17時くらいだったので「false」になります。
UTC12:00つまり日本時間21:00になったら、条件を満たし「true」と表示されます。
本記事ではUTC12時にしていますが、時間は自分の好きなタイミングでOKです!
(例)
「hour == 0」→ 日本時間9:00
「hour == 1」→ 日本時間10:00
なぜ、12時にしたかというと、最も安値になる可能性が高い時間帯だからです。
計測時期は古いですが、一つの指標にはなるかなと思います。
ステップ3:アクションの設定
トリガーの設定ができたので、次はアクションの設定をします。
▼タイプを「カスタム注文の発注」に、マーケットを「BTC/JPY」に変更します。
自動積立なのに、注文が通らなかったら元も子もないので「成行注文」でいきます。
▼注文サイズを入力します。今回は1000円に設定します。
(コピペ用)
1000/price("BTC/JPY")
ちなみに、FTX Japanのビットコインの最小発注数量は0.0001BTCです。
1BTC=300万円とすると、300円です。
それ以下の金額で条件を設定すると注文が通らなくなるのでご注意ください。ビットコイン以外の通貨の最小注文数量はこちら。
▼注文が既に存在する場合の処理ですが、「注文をキャンセルして新しく注文を発注する」にチェックを入れてください。
ここまでで『毎日、UTC 12:00(日本時間21:00)になったらビットコインを1000円分購入する』というルールは作成できました。
しかし、このままでは21時台の間ずっとビットコインを書い続けてしまいます。
なぜなら、クオンツゾーンが15秒おきに稼働するためです。
これを防ぐためには、ビットコインを買うアクションの他に、「ルールを停止する」というアクションも追加する必要があります。
ルールの停止
▼「アクションの追加」をクリック。
このように、一つのルールの中に複数のアクションを設定することが可能です。
▼タイプを「ルールを一時停止」に変更。その後、時間を「1時間」に設定。
こうすることで、21:00になって1度トリガーが発動した後、1時間はクオンツゾーンが作動しなくなります。
時間の設定はトリガーの21時台を避けるために1時間にしていますが、2時間でも23時間でも構いません。
注意ポイント
ただし、24時間に設定するのはやめましょう。なぜなら、クオンツゾーンの実行タイミングがずれるからです。
「21:00:00実行→翌日21:00:15実行→翌日21:00:30実行」のように徐々に後ろにずれてしまいます。
これでルールを停止するためのアクションも設定完了です!
ステップ4:ルールの実行
それでは、いよいよルールを実行します。
トリガー条件を満たしていなければ、実行後すぐ取引が開始されるわけではありませんのでご安心を。
▼ルール作成画面の右下から「保存して実行する」をクリック。
▼利用規約を読み「同意します」をクリック。
▼ルールが実行されているかはクオンツゾーンのトップ画面から確認できます。「有効」という表示が出ていればOKです!
ルールを停止させたい場合は、「有効」をクリックして「ルールを無効にする」をクリックです。
あとは、自身が設定した時間になれば、自動でビットコインを買い付けてくれます!
設定は以上です!お疲れさまでした!
【まとめ】クオンツゾーンでお得に積み立てよう!
FTX Japanのクオンツゾーンという機能を使って、ビットコインを積み立てる方法でした。
本記事を見れば、とても簡単にルールが設定できたと思います!
今までは、国内取引所で積立投資をするとなると、手動で買うか、高い手数料を払って積立サービスを使うかの二択でした。しかし、クオンツゾーンを使えば、少しの手間で大幅に手数料が削減できます。
少しでもお得に投資したい人には強くおすすめします!
今回はビットコインの積立でしたが、もちろん他の通貨にも対応しています。また、トリガーやアクションの条件はテンプレが用意されているので、ぜひご自身にあった投資方法を探してみてください!
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FTX Japanの特徴や口座開設方法はこちらの記事で詳しく書いてます。