ビットコインが暴落してます……!
6/18に価格が2万ドルを割りました。
BTC価格が2万ドルを下回ったのは、2020年12月以来で、下落率は最高値から、70%を超えました。
まだ下落する気配もありますが、下落局面であることは間違いありません。
そこで本記事では、以下の内容について解説していきます。
本記事の内容
- 仮想通貨市場暴落の原因とは
- 冬相場の過ごし方
- 仮想通貨が上がるタイミング
昨年から仮想通貨投資を始めた人は、経験したことのない下落っぷりだと思いますが、僕は、2017年の当初から仮想通貨に投資しており、コインチェック事件やコロナショックなどの大規模な下落局面を経験してきました。
その経験をもとに解説するので、仮想通貨初心者の方は参考になると思います。
ぜひ最後までご覧ください!
目次
仮想通貨市場暴落の原因とは
まず、なぜ仮想通貨が暴落しているのかについて解説していきます。
ここでは主な原因として、以下の3つについて解説します。
- LUNA/USTの崩壊
- セルシウス出金停止
- 3ACの強制清算
ざっくり説明するので、気になったらぜひご自身でも調べてみてください。
LUNA/USTの崩壊
まず前提として、アメリカの急激なインフレによって、仮想通貨市場は全体として冷え込んでいました。その不況下において、トリガーを引いたのがLUNA/USTの崩壊です。
USTの仕組み
・アルゴリズム型ステーブルコイン
・LUNAをバーンすることで同価値のUSTを生み出す。逆も同様に、USTをバーンすることでLUNAを生み出せる。
・LUNAとUSTの間にアービトラージが働き価格を一定に保つ
・裏付け資産はない
・買い支え用の資金としてBTC、AVAX
どちらも一時期は仮想通貨全体の時価総額でTOP10に入るほどの通貨でしたが、崩壊するときは一瞬です。
どちらも数日でほぼ無価値に…
崩壊の流れは次のとおり。
1.何者かにより意図的にUSTが投げ売られる。※
2.アルゴリズムでは対応できず、BTCで買い支える。
3.BTCが暴落し仮想通貨市場全体に波及。
4.アルゴリズムが一切機能しなくなり、LUNA/UST崩壊。
※USTの下落要因の真相はわかりません。
USTは、ステーブルコインという価格が安定した通貨にも関わらず、「Anchor Protocol」というDeFiにステーキングすることで、年利20%もの利回りを得ることができました。そのため多くの投資家を集めていました。
その分、崩壊の影響は凄まじく、後述する暴落要因にも関わっています。
この一件で、仮想通貨やばくないか?というFUD(悪い噂)が広がっていきます。
セルシウス出金停止
セルシウスは、最大17%の高金利を謳う、大手仮想通貨レンディングサービスです。
セルシウスは、6月13日、預かり資産の引き出し、スワップ、アカウント間の転送の停止を発表しました。これは利用規約のリスク管理フレームワークを遵守するためだと言います。
出金停止の原因は下記。
- ハッキング被害やUSTショック、GOXなどにより引き出しが相次ぐ
- 運用している預かり資産もあるため、引き出しが加速すると返済が追いつかない
- 「Lido」で運用していた「stETH」の下落
これらの原因から、預かり資産がこれ以上減ってしまうと運営が立ち行かなくなってしまう状況だったのだと思います。
この出金停止が信用不安に繋がり、パニック売りによって仮想通貨市場全体の暴落に繋がりました。
出金申請が頻発したからか、出金を制限するセルシウス以外のレンディングサービスも出てきました。大手レンディングサービスだからといって安心はできません。
あなたも今一度ポートフォリオを見直してみると良いかもしれません。
注意
利率が高いということは、レンディング事業者がハイリスクな運用をしているということです。自分のリスク許容度と相談して、預け先を決めましょう。
美味しい話には裏がある。みなさんも気をつけましょう。
3ACの強制清算
「Three Arrows Capital」(以下、3AC)は、大手仮想通貨ヘッジファンドです。
ヘッジファンドは、とにかく利益を追求することが求められますから、3ACはBlockFiをはじめとする様々なレンディングサービスから資金を借り入れてレバレッジを効かせた運用をしていました。
しかし、この不況下において、借入のための担保資産がどんどん減っていき、ついには、大手レンディングサービス「BlockFi」からのマージンコールに応じることができず、ポジションが強制清算されました。
マージンコールとは
担保の証拠金が不足したときに、追加の入金を求めること。投資家は、証拠金を追加するか、ポジションを清算する必要がある。
3ACは、CeFiだけでなく、DeFiレンディングにおいてもポジションが清算されたようです。
これらの清算ラッシュにより、3ACが債務超過に直面しているという疑念も浮上しています。仮に、この話が実現したら、3ACの投資先も少なからず影響を受けるでしょう。
このような清算ラッシュは、ほかのファンドでも起こっているかもしれません。
現在の暴落は、清算による下落リスクを危惧した個人投資家が、我先にと売り抜け、売りが売りを呼ぶ状況になっているのかもしれません。
冬相場の過ごし方
現在の下落局面は一過性のものでは無いと考えます。
2017年のコインチェック事件のときの下落局面は、1年以上続きました。BTCの最高値を更新するまでには3年近くかかっています。しかも、現状の仮想通貨市場に追い風になる話題も無いので、急に価格が上昇する可能性も低いです。
そのため、長期目線で冬相場を乗り越えましょう。
ぼくがおすすめする冬相場の過ごし方は下記です。
- ハイリスクな運用は控える
- ガチホ銘柄をコツコツ積立
- 次の春に向けて知見を蓄える
それぞれ解説します。
ハイリスクな運用は控える
もともとハイリスクな運用は推奨されるものではありませんが、さらなる暴落に備えてより一層、防御力高めな運用を心がけるべきです。
先ほども述べましたが、今は清算ラッシュが続いており、大手のファンドや事業者が破綻しても不思議ではありません。
- DeFiファーミングの解除
- レンディングの引き出し
- ステーブルコインへ交換
上記のようなことを検討して、ひとまず様子を見るのが堅実かなと思います。
また、不況時は希望を抱きがちです。このような不安につけ込んでくる詐欺師も増えるので、十分に気をつけましょう!
冬相場では「退場しないこと」が大事です!
ガチホ銘柄をコツコツ積立
この下落相場においても、先物取引で爆益を出している人がいます。ですが、初心者の方がいきなり真似して稼げるわけもありません。
初心者こそ、下手にガチャガチャせず、ガチホ銘柄をコツコツ積み立てるのが最善手だと思います。
BTCの価格はダダ下がりですが、その分、たくさんの枚数を買うチャンスでもあります。これが、定額を積み立てる「ドルコスト平均法」の強みです。
すでに積立投資をしている人は、間違ってもここで買い増しをやめてはいけません。積立投資のメリットを活かせなくなります。
将来性がないと判断して損切りする人もいるかも知れませんが、僕はまだまだガチホしますよ!
積立投資をするなら「コインチェック」がおすすめです!
銀行口座から自動で引き落としてくれるので、完全ほったらかしで投資できます。
投資において、一番の敵は「感情」です。
チャートとにらめっこなんかせず、脳死でコツコツ積み立てましょう。
さらに今なら、積立投資をすると、最大10000円分のビットコインがもらえるキャンペーンもやっています!
さらにさらに!
コインチャックの口座を初めてつくる方は【本人確認+最低1円入金】で、1500円分のビットコインがもらえるキャンペーンもやってます!
この機会をお見逃し無く!
口座開設方法はこちらで詳しく解説しています。
>>【2022年】コインチェックの口座開設方法【5ステップで解説】
次の春に向けて知見を蓄える
仮想通貨市場は、時間の流れが非常に早く、どんどん新しいニュースが飛び込んできます。
そのため、こんな人もいるのではないでしょうか?
- 技術的な理解が追いつかない
- 銘柄のリサーチを特にせず、インフルエンサーのおすすめしたものに投資している
このような状態だと、バブルのときは良くても、いずれ足元をすくわれてしまいます。そうならないためには勉強しましょう!
冬相場になると、情報の新陳代謝は下がるので知見を蓄えるチャンスです。
Twitterやニュースサイトで定期的に情報を収集するようになれば、自然と知識はついていくと思います。
上記は、金融庁が公開しているレポートで、界隈の重鎮もこぞっておすすめしていました。初心者からしたら難易度は高めですが、少し覗いてみてはいかがでしょうか?
さらに、知見を蓄えることに付随して、情報感度が高くなれば、お金稼ぎのチャンスが増えます!
仮想通貨の世界では、情報をいち早く掴みさえすれば、資金力がない人でも以下の手法で利益を出すことができます。
- ギブアウェイに参加する
- NFTをフリーミントで手に入れる
- 新規プロジェクトを触って給付金をもらう
いまや数億円で取引されることもある「CryptoPunks」もはじめはフリーミントでした。
仮想通貨で稼ぐには、情報が命です。
知識は稼ぎに直結します。
僕も技術的な理解はまだまだなので、一緒に勉強がんばりましょう!
仮想通貨が上がるタイミング
冬相場の過ごし方はわかったけど、冬はいつ終わるの?
大前提として、冬の終わり=仮想通貨市場が上がるタイミングは誰にもわかりません。
そうは言っても、何か指標になるものが知りたいと思うので、前提を踏まえたうえで、仮想通貨にプラスの要因となる出来事をいくつかご紹介します。
米国金融市場の金融緩和
現在のアメリカ経済は、歴史上稀に見るインフレに見舞われており、対策として、急激な利上げが実施されています。
この金融引き締めが、仮想通貨下落の要因の一つでしょう。今までは金余りの資金が仮想通貨に流れていたと考えられるからです。
ということは、利上げから利下げに転じれば、また経済が活性化し、仮想通貨にもお金が流れてくるのではないでしょうか。
こちらは日本時間6月16日に開催されたFOMCの資料です。
このドットチャートのシナリオ通りになれば、2023年の利上げ幅はわずかで、2024年に利下げに転じるイメージです。
利下げが始まったタイミングで、徐々にアメリカ経済が上向いてくれば、それに引っ張られて仮想通貨市場も徐々に活気を取り戻していくのではないでしょうか。
ビットコイン半減期
ビットコインは「マイニング」によって、生成されます。
マイニングとは
仮想通貨の取引履歴をブロックチェーンに記録する作業のこと。
マイニングをすることで、ネットワーク維持に貢献したということで、報酬としてビットコインがもらえます。
ビットコインの半減期とは、このマイニングで貰える報酬が半分になるタイミングのことです。
半減期はビットコイン価格と相関があり、半減期の翌年にビットコインの価格が上昇する傾向にあります。
BITCOIN CLOCKによると、次のビットコインの半減期は2024年4月2日です。
ということは、今までの傾向から2025年にビットコインの価格が上昇する可能性が考えられます。
仮想通貨の市況は、ビットコインの値動きに大きく左右されます。
ビットコインが上がれば、アルトコインも上がり、仮想通貨全体が活気づくので、ビットコインの半減期には注目です。
まとめ
本記事の概要をまとめます。
- LUNA/USTの崩壊を発端として仮想通貨市場は冬の時代に突入
- さらなる暴落に備えて防御力高めな運用にシフトする
- 下落相場では「ガチホ銘柄をコツコツ積立」がおすすめ
- 次の春に向けて知見を蓄える
- 情報感度が高くなればお金稼ぎのチャンスが増える
- 仮想通貨が上がるタイミングは、アメリカ経済とビットコイン半減期に注目
すぐに取り組めることは、防御力高めな運用にシフトする、積立投資を開始する、あたりでしょうか。
それ以外はどれも一朝一夕になるものではありません。
仮想通貨自体、これから数年かけて発展していく技術だと思っています。今は種まきの時期だと思ってコツコツ勉強していきましょう!
仮想通貨を買うことに戸惑っている人は、コインチェックの口座開設からはじめることをおすすめします。
リスク無く1500円がもらえるキャンペーンなので、もらってない人はぜひご利用ください!
口座開設方法はこちらで詳しく解説しています。
>>【2022年】コインチェックの口座開設方法【5ステップで解説】